PhotoGenic photogenic electric guitar Stratocaster type ST-180 / SB Sunburst

これを買う人は初心者だけだと思いますが、もっと高いのがどうしても買えない人や、お試しでギターを始めてみたい人だけが買うべき商品だと思います。低音が出にくいですね、正直、店に行って最低でも3万円近くのものを試奏して、気に入ったものを購入するのをオススメします。自分は後悔しています。

全体的に値段の割にはきちんとした作りのギターです。ネックの曲がりも特になく、弦高、オクターブ調整などを自分でちゃんとやれば、チューニングもよくあって、部屋で弾くだけなら不満は概ねありません。ただ、フレットの両端エッジの処理が不十分なため、ずっと弾いていると左の手のひらの当たる部分がムケムケ状態になります。

コストパフォーマンスは良いのかも知れません。指板がスライドしずらい。フレットに引っかかり過ぎると思います。削ろうかと思いましたが、バランスが難しいと思いそのまま使い続けています。かなり辛い・・・。

中国製品のクォリティが上がったなぁと危機感さえ覚えさせられる製品です。 随所に見られる雑な部分の改善を試みれば、当然コストが上がりこの激安価格では販売できなくなるでしょう。やり残された手作業の部分をユーザーがコツコツと仕上げられれば、3万円クラスの日本製に引けをとらないギターになりうる素性を備えています。 ですが、買ったままでは決して満足出来る代物ではありません。 他の方のレビューにもありますが、まずはピックガードとピックアップのシール剥がしから始めます。 チマチマ剥がしていてもらちがあきません。ドライバーで全てのネジを外し、ネックも取り外します。 ボリュームとトーンのコントロールダイアルは、マイナスドライバーを差し込みながら浮かしてタオルを隙間に挟み込んでゆき、包み込みながら強く優しく引き抜けば外れます。無理に引き抜くとダイアルが割れてしまうので慎重に。丸裸になったピックガードからシールを剥がします。2枚重ねで貼ってあります。キレイに剥がしましょう。 ボディ裏のトレモロユニットのバネ隠しの安っぽいプラスチックカバーも外した方が音抜けが良くなるかも。 全てをしっかり組み直した後、ネックの反りやオクターブ調整、弦高調整を行います。 弦も張替えると断絶音が変わります。 ペグのトルクネジも調整した方が良いと思います。ネックのフレットがきちんと打ち込まれていずに弦がフレットに挟まってしまう場合は、プラスチックのハンマーみたいな物で叩き込んで調整してみて下さい。中国製は、大抵いい加減に打ち込んであります。 ここまで丁寧に仕上げれば、悪かろうギターは卒業出来ます。 送料込みで8000円程度のギターとは思えない仕上がりに満足出来ると思います。 音に関しては素直でクリーンな音を奏でるので、これはこれでアリだと思います。 勿論改造するのも躊躇しないで済むお値段ですから、お好みにいじくりまわすには最適なギターと言えるでしょう。 こうして書いてみると、初心者より上級者の方が楽しめる製品なのかも知れませんね。 僕は沢山ギターを持っていますが、最安値で買ったこのギターをかなり楽しんでいます。