Tarot: Mirror of the Soul; A Handbook for the Thoth Tarot (Weiser Classics) Paperback – August 7, 2023

This book offers in-depth analysis and interpretation of the cards in the Aleister Crowley Thoth tarot deck in language that is easy to follow and understand. It also offers instruction in a number of different card spreads. I have found it extremely informative and useful when doing readings with the Thoth deck.

トートタロットの絵柄が好きで、解説書を探して本書を見つけました。トート関連では初めての洋書購入でしたが、初っ端で「当たり」を引いたようです。日本語の本も一通り所有していますが、今のところ本書の使い勝手の良さは抜群と感じています。各カードの解説は2ページづつ。1ページ目の上半分はカード写真(白黒)。その下にキーワードが2行。象徴・意味の解説が大アルカナは約1ページ、小アルカナは約半ページ続きます。当方、平凡な日本の英語教育をいたって凡庸な成績で終了した者ですが、本書の文章は簡潔で分かりやすく、高校レベルの英語力で十分把握できると思います。(知らない単語が出たら辞書を引くか、または無視して飛ばしても意味が取れる程度です。)それから、次の４つの項目が有ります。(各項目とも平均1~2行、長くて5行位までの、短い文章です。)Indication…今の状況や自分に対する指摘やアドバイスが書かれています。Question…我々に対して問いが投げかけられます。Suggestions…我々にある行動を取るよう示唆しています。内容はカードによってまちまちですが、何かを瞑想する事も有ります。また、問いに対してもう一枚カードを引かせることも多いです。Affirmation…アファメーションですね。例えば「悪魔」なら"I am the master of my life."と言った具合です。この4項目は結構気に入りました。問いかけや示唆の切り口がなかなか面白いですし、更なる学びの為にもう一枚カードを引くところは、単純に楽しいワークです。本書の記述は各カード正味1ページ少々なので、もっと詳細な知識を求めておられる方にとっては、分量が少なすぎて物足りなく思われるやもしれません。しかし、ど素人の私の知識(及び語学力)レベルから言えば、程よい簡潔さで意味が記され、アドバイスの切り口も分かりやすく、ワークは面白い、という非常にバランスの取れた本で好感が持てました。カードの意味を知りたい時は、日本語書籍と併せて本書で確認しています。最近では外出時に携帯し暇な時に読むこともあり、いつの間にかお気に入りの本になってしまった感じです。